あれもこれも持って行って欲しい、大切な方が淋しくない様に、
好きだったもの写真などいろいろお棺の中にいれてあげたい・・・

そのお気持ちはよくわかります。

しかし、お棺の中に、たくさんの物を入れたら入れた分、火葬に時間がかかり、お骨が綺麗に残らなくなります。
プラスチックなどは特にお骨に色が付いたり、においがついてしまいます。

各市町村役場には「お棺に入れないで頂きたい物」
のような書類を用意している所が多いですので一度問い合わせてみて下さい。

一例をご紹介します。
まずは、時計や指輪などの金属はダメです。
火葬炉の中が高温になり火葬炉の故障の原因にもなるので絶対に入れないで下さい。

意外なものが【紙】です。
すぐに燃えて無くなりそうですが雑誌や千羽鶴など重なっているものは、
燃えずに真っ黒のススになってそのままの形で出てきます。
御朱印帳を入れたい場合は、開いてお棺の側面を一周するように入れて下さい。

食べ物は基本的に大丈夫です。
お酒などは200mlのパック1つ程度なら大丈夫な所が多いです。
食べ物で注意してもらいたい物はキャラメルです。
キャラメルは燃えにくく伸びるので、お骨に引っ付きます。
さらに引っ付いたところは焦げやすくなります。

なので、お別れの時にお棺の中にはあまり物は入れずにお墓や仏壇にお供えしてあげて下さい。